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「まつもとぉ〜」こと松本駅自動放送の復活に関する展開が早すぎるのでまとめてみた

  • 仲賀渡克己
  • 2025年12月6日
  • 読了時間: 10分

皆さまこんにちは。100000000年ぶりにブログを更新してみました。仲賀渡克己です。

最近は「まつもとぉ〜保存会」こと「松本・長野駅自動案内放送研究保存会」なる

組織を立ち上げまして、その会長になったりしています。


さて、既にご存知の方が多いと思いますが…

11月16日に松本駅の自動放送が更新されてしまいましたね…。


…としんみりとした感じで松本駅放送の思い出でも語ろうかとも思ったのですが

松本駅放送に関する更新後の展開が早すぎる&予想外すぎる出来事が多すぎて頭が追いつかなくなってきたので

まずは松本駅の放送更新前後の展開を時系列順にまとめることから始めようと思います。


松本駅の放送更新の流れをちゃんと追えていなかった方でもわかるよう意識してまとめてみましたので

参考にしていただけたらと思います。


1. 放送が11月16日をもって消滅するとの報道発表


話は2025年10月29日の信濃毎日新聞さんの発表に始まりました。



この記事により約40年に渡り親しまれてきた沢田さんの放送が更新されること

そして最終日が11月16日であることが明らかになりました。


その時の率直な感想としては…

「ついにきたか…」というのがまず最初。

そして次に思ったのが…。

「最終日をちゃんと公表してくれるんだ…」ということでした。


音鉄をやっている方であれば体感していることだと思いますが

自動放送や発車メロディの更新というのは事前の告知なく

突然行われるというケースが珍しくありません。


それでも発車メロディであればご当地メロディが導入される際などに記事になることはありますし

実際JR東日本の南武線ではワンマン化によってご当地メロディが無くなることが新聞記事になるなど

発車メロディに関してはメディアで取り上げられるケースはこれまでにも散見されていました。



しかし今回のように特定の駅の自動放送が更新で聞けなくなることを

新聞記事として事前に発表されるという事例は過去になかったと思います。


そして放送更新に対する反響の大きさも注目すべきポイントでしょう。

上記の信濃毎日新聞のポストは8000リポストを超え、いいねに至っては1万を超える状況となっています。


ちなみに信濃毎日新聞さんは2021年にも沢田さんを取材しており

以前から松本駅の自動放送を取り上げてくださっていたメディアさんでもあります。



その後信濃毎日新聞さん以外にも信越放送や長野放送といったテレビ局からも

松本駅放送の更新発表が出ます。

こちらの報道の中では放送担当者である沢田さんの電話インタビューが放送され

更新を惜しむコメントが発表されています。





  1. 沢田さんの松本駅訪問が実現


そんな中、11月1日には放送の声を担当していた沢田敏子さんの松本駅訪問が実現します。



沢田さんの訪問に関しては私が代表をしております「松本・長野駅自動案内放送研究保存会(通称:まつもとぉ〜保存会)」

関係しておりますのでそちらのお話も軽くさせて頂こうと思います。


話は2025年9月に遡ります。

その頃、以前からTwitterで繋がっていて実際に沢田さんのイベント公演に参加していたMuneさんという方から

「沢田さんとオフ会することになったので一緒に来ませんか?」というお誘いを受けることになります。


「いつか沢田さんにお会いしたい!!」


そう思っていた私は願ってもいない話に即答。

その後沢田さんともやりとりさせていただきまして、実際にお会いするお運びとなりました。



そしてお会いしたその席で色々とお話しをさせていただく中でご提案させていただいたのが

「保存会の結成」でした。

その時はこの活動をすることに関して沢田さんがどんな反応をされるのかわからなかったので

「当たって砕けろ!!」くらいな感覚ではあったのですが…


沢田さんからは割と前向き…

というよりかなり積極的な回答をいただくことができました。


その後調整を進めた結果、無事「松本・長野駅自動案内放送研究保存会」が仮結成。

メンバーを増やすなどの体制準備を進める中、活動第一弾としてあがったのが

「沢田さんの松本駅訪問の実現」でした。


松本駅の放送で有名な沢田さんですが、実はそれまで一度も松本駅を訪れたことがなかったことが発覚します。

その為、沢田さん始めメンバー全員がぜひ実現させたいと意見が一致。


当時は松本駅における新しい発車メロディスイッチの取り付けなど不穏な動きが見られたことから

万が一のことも考えてメンバー内でも早い時期に実施した方が良いとの意見が出たため

決行日を11月1日にすることに決定。

それは信濃毎日新聞から発表がでる10日前の10月19日のことでした。


その後は上記の通り、10月29日に信濃毎日新聞さんから放送更新の記事が発表。

それに前後する形でメディア各社さんから沢田さん宛に取材申し込みがきたとのご連絡があり

ちょうど沢田さんが松本駅を訪れる11月1日のタイミングで取材をお受けすることとなり

沢田さんの松本駅訪問が各社から報道されることになりました。




この時の話はまたいずれ別の機会にするとしまして

話を松本駅放送の変遷に戻しましょう。


  1. 松本市が放送の活用を検討との報道発表〜放送最終日


そして最終日が刻一刻と迫るなか、11月5日に信濃毎日新聞さんから追加報道がでます。

それはなんと松本市が沢田さんの放送について活用の検討を始めたという内容でした。



既にこの時点で「東西自由通路での活用」という具体案が出ていますが

権利関係の問題で実現には障壁がある旨が伝えられています。

後の記事で判明することですが、この音声を管理する会社というのは沢田さんが所属している

俳協こと「東京俳優生活協同組合」のことであり、この時すでに実現に向けた調整が進められていたことになります。


そして遂に11月16日、松本駅の放送が最終日を迎えます。

そんな中、私たち保存会メンバーも取材を受けることになり、長野放送さんとテレビ信州さんの2社に加え

個人取材という形で信濃毎日新聞さんからも取材を受けることになりました。







そして予定通り16日の終電をもって放送が終了。


17日からは他の駅と変わらない、ありふれた駅放送になる…かと思いきや

ここからさらに驚くような展開がありました。


4.松本駅の新放送が「ATOS型放送」に!!「まつもと〜」が新放送に継承される!!




なんと放送が東京圏で使われている、通称「ATOS型放送」と呼ばれる向山佳比子さんの放送になっただけでなく、到着時の放送が「まつもと〜」と語尾を伸ばす放送となったのです!


ATOSとは東京圏で使用されている信号や列車の管理を行うコンピューターによる輸送システムのことであり、「ATOS型放送」はその管理駅で使用されている放送を指す俗称です。

松本駅はATOSの管理外でありながら放送装置のみ導入線区と同等のものが使用されるという

珍しい事例となりました。


ATOS管理外で放送が導入された事例は「仙台駅」と「木更津駅」しかなく

長野県内では初となります。

これだけでも十分、自動放送鉄的には驚く展開なのですが、松本駅が特殊だったのは

到着時の駅名連呼を「まつもと〜」と伸ばして読んでいたことでした。


これに関しては以前、迷列車自動放送編で解説したことのある内容でもありますが

ATOS型放送は2014年から始まった男声声優の交代をきっかけに、更新駅された駅では到着時の駅名連呼を

伸ばして読むのをやめ、一律で駅名連呼を伸ばさないで読む方針に変わっていました。



これまでも駅名を伸ばして読むか読まないかは導入駅や男声女声かによっても違っていたのですが

俗に「宇都宮型」と呼ばれる2014年末に始まった更新駅以降では全駅で駅名連呼を伸ばさない読み方

変更されており、一時的な更新といった例外を除いて全て一律の対応となっていたのです。


それがシステム連動ではない駅で導入するというイレギュラー対応とはいえ

「10年以上一律で封印されていたATOS型放送における伸ばす駅名連呼が松本駅で復活した」というのは

私を含め自動放送鉄の間では衝撃の展開として受け止められたのではないかと思います。


私自身、ATOS型放送に変わっただけでなく、伸ばす駅名連呼が復活したという事実に

沢田さんの放送がなくなったことによるショックの一方「全く普通ではない自動放送」が

松本駅に導入されたという衝撃にかなり動揺したのを覚えています。



余談ですが以前私はエイプリルフールにおける冗談企画として「松本駅の自動放送がATOS型放送に更新された」という嘘ツイートを2021年にしており、「伸ばす駅名連呼が引き継がれた」ところまで一致していたことから

一部の人に「予言者」だとか「未来人」だとか呼ばれることになりました。




5.松本市が放送の使用権を取得。駅自由通路で復活との報道


そんな感じで松本駅の放送がATOS型になって話題を呼ぶ中、さらなる松本駅に関する驚きの発表がされます。

11月20日、信濃毎日新聞さんとSBCテレビから懸念事項であった権利問題が解決され

松本市が沢田さんの音声を活用することが可能になった旨の報道が出たのです。



その後11月22日には信濃毎日新聞さんからも追加の記事の発表があり

この中で実際に動いたのが松本市の公共交通課の課長さんであり、その方が俳協さんと調整を重ねた結果

無償での使用が可能になった旨が伝えられています。



いや、いくらなんでも展開が早すぎでしょ!!


正直、という単語をこのブログ記事内で何回使ったかわかりませんが

10月29日:16日で放送終了との報道発表

11月1日:沢田さん松本駅訪問

5日:松本市が放送の活用を検討

16日:沢田さん放送最終日

17日:ATOS型放送に更新。まさかの沢田さんリスペクトで伸ばす駅名連呼に!!

20日:松本市がアナウンスの活用における権利問題をクリア

松本駅放送の話題だけでこの密度ですよ!!

しかも放送更新からたった1週間足らずで松本市が放送復活宣言を発表する展開になるとは思ってもみませんでした…。


信濃毎日新聞さんの記事によると市の担当者は10月末の報道発表を知って動いた、とのことなので

復活宣言まで1ヶ月もかかっていないことになります。

行政側の動くスピードとしてはかなり驚異的な速さと言っても良いでしょう。


正直、という言葉をまた使いますが、16日の最終日が終わってしまったら愛好家の方はともかく

なんだかんだ言って普通の市民の方からは「良き思い出」として忘れられていくんだろうな…って思っていたのに

松本市側がここまで熱意を持って取り組んでくださっていたことについては

驚きとそれ以上に感謝の気持ちでいっぱいです。


なお「まつもとぉ〜保存会」でも沢田さんからコメントをいただきましたので

編集したものをYouTubeにて公開しております。

沢田さんにとってもかなり驚きの展開であったことがコメントからも伺えます。



  1. まとめ 〜「まつもとぉ〜」は駅放送の枠を超えたモニュメントになった〜

この流れからわかるのは、松本市民にとって「まつもとぉ〜」はもはや駅の放送という枠組みを

超えた存在であるということだと思います。


今回松本駅の放送を積極的に取り上げたメディアとして何度も登場した信濃毎日新聞さんですが

その最初の出発点である2021年の記事を書くきっかけも「市民の方からの問い合わせが多かった」ことが

取材のキッカケだったとしています。


このことからも「まつもとぉ〜」が愛好家だけでなく市民レベルで愛される存在であったということは

決して過言ではないと自信を持って言い切れると思います。


ホント皆さん「まつもとぉ〜」が大好きなんですね‼︎

もちろんこんな長文記事を最後まで読んでくださった見知らぬあなたもそうだと思います。


私は今後も「まつもとぉ〜保存会」の会長として、皆さまに松本駅をはじめとした沢田さん放送の魅力を

伝えていく活動を続けていきたいと考えております。


ぜひ公式X(twitter)アカウントを貼り付けておきますのでフォローしていただけましたら幸いです。

あっ、ついでなので「ニューテレ」のフォローもよろしくお願いしますね!




最後までご覧いただきありがとうございました。

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